150822-退職記念-ポスタ-A4-両面web-1

忘備録

件名:『佐々木睦郎最終講義』
場所:法政大学 外濠校舎 S305教室
日時:16/02/27

概要: 2015年度に法政大学を退職する佐々木睦朗先生の最終講義。さまざまなゲストとの7つの対談の最後に行われた最終講義。最終講義の後半、「難波和彦との対談(連続対談を終えて)」が特に興味深かったので、その忘備録

詳細:

  • 抽象化
    • 佐々木先生にとって抽象化とはなにか。
      • フラーのエフェメラリゼ―ションの考え方に近い。抽象化は、シミュレーションの精度が上がってきているから可能になっている。
  • オプティマイゼーションとリダンダンシー
    • 変数を少なくするときは「最適化=オプティマイゼーション」で、たくさんの変数を取り込むときは「リダンダンシー」と言えるのではないだろうか。
      • オプティマイゼーションとリダンダンシーは対極の概念
      •  近代が持っている最大の弱点がオプティマイゼーションに向かってしまった。フラックスストラクチャーで、オプティマイゼーションの手法を突き詰めていく傍ら、9.11WTCの後に立ち上がったリダンダンシーの委員会で、リダンダンシーについて考えるようになり、その後、研究室での研究ではだれかが必ずリダンダンシーをテーマにするようにしてきた。
    • リダンダンシーとは、考慮すべき変数を増やすということではないのか?せんだいで合理的な説明ができない形態がくやしかったのでリダンダンシーへの興味に移っているのではないのか
      • その通り。美としてはわかるけど合理的な説明ができなかった。
      • リダンダンシーとロバストネスの意味の違い(*聞きながら頭をよぎったフレーズ、対談の中では出てこなかったトピック)
  • デジタルデザインについて
    • デジタルデザインについて建築家がまだビジョンを持っていないんじゃないか。
      •  建築家も新しい形にしようと模索しているんじゃないか。形態生成の根拠は構造以外にいっぱいある。コールハースは、人間生活を組織化するという建築の目的をみたすための手段にデジタルデザインの手法がなりうるといっている。
      • つまり、人間生活を組織化する方法に、デジタルデザインは利用しうる。(=workさせる、うまく機能させる *聞きながら頭をよぎったフレーズ)
      • なんでもかんでも形態に結び付ける必要すらないのではないか(*聞きながら頭をよぎった思い)