Q.土地選びでは、何に気をつければいい?

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[建主様のご質問]では、建て主様からいただいた家づくりに関する素朴な疑問について、ひとつひとつ答えていきます。もし家づくりに関する質問がありましたら、本記事下の欄にコメントいただくか、メールにて受け付けておりますので、お気軽に話しかけてくださいませ。

 

Q.土地選びでは、何に気をつければいい?

一般に不動産的には、「整形」「駅近」「南向き」という条件が満たされている土地い自動的に高い値付けがされますが、土地を建築家の目線で見ることですぐに気づける土地のメリット/デメリットはその価格に盛り込まれていないことが多いです。

例えば、

  • 不動産広告には「3階建て建築可能」と謳われている低い値付けの土地が、実際には建築基準法上は4階建てを建てることが可能で、素晴らしい眺望を得ることができる土地だった
  • 土地見学のタイミングでは左右両隣の土地も更地で広々としてよさそうに見えた土地が、実際に両隣の建物が建ってしまうと窮屈で日射も得られず、快適ではない土地だった
  • 整形で南向きの土地を高い金額で購入したが、南面する道路の交通量が多く、また土地と道路の距離が近すぎたため、せっかく南向きなのに開放的に家をつくれなかった
  • 不正形で接する道路が狭く低い値付けがされていた土地を購入したが、設計を工夫することで開放的で快適な家づくりに十分資金を割くことができた
  • 北向き接道の土地で隣家も迫る低い値付けの土地でも、隣家の大きさや位置関係を読み解くことで間取りを工夫すれば十分な日射を得ることができた

など。建築家のアドバイスを受けられないと、上記のようなことに気づかないまま土地選びの判断を下してしまうことになります。

 

また、建て主に最初にお会いしたときによくいただく質問の一つに、「この敷地に、どれくらいの大きさの建物が建ちますか?」というものがあります。これは、用途地域、容積率、建蔽率、斜線制限、高さ等の都市計画法で各々の土地に定められている条件がわかれば、建築家であればその場で「各階およそ〇〇坪程度で△△階建ての建物が建ちます」と即答できます。気軽に聞いてみましょう。

 

※この内容は、こちらの書評でも触れていますのでご覧いただけますと幸いです。

 

参考文献:『建築と不動産のあいだ』 高橋寿太郎・著 学芸出版社
他のよくいただくご質問は、[建主様のご質問 / FAQ]にまとめています。ご依頼に関するご質問はこちら

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3 Comments

  1. 栗山

    今住んでいるアパートは車が通るたびに建物が大きく揺れて、朝など振動で目覚めることがあります。

    新たに家を建てるにあたり土地選びから、慎重に考えたいのですが、どのように調べていけばよいでしょう?

    また、そのほか土地選びで気をつけるべき点があれば教えてください。

    • 栗山さん、ご質問ありがとうございます。

      振動が気にならない家づくりをするには、幹線道路など交通量の多い道路や電車から離れた土地を選ぶことがまずは大切です。また、建物自体の構造をRC造にすれば、鉄骨造や木造の建物に比べれば揺れは少なくなりますが、RC造は今は鉄骨造や木造にくらべて工事費が高いため、予算や求められる家の広さとの兼ね合いの中で設計される方と検討されたらよいでしょう。

      土地選びについては、エリアや働き方のイメージ等をある程度持った上で、親身になって相談に乗ってくれる不動産の専門家に相談したいですね。よい担当者に巡り合えるかどうかが鍵です。

      土地選び全般について気をつけるべき点は、土地選びを始めてしまう前にファイナンシャルプランの検討を行って合理的な全体予算設定を行うこと、土地探しはできればアドバイスしてくれる建築家の方に同行してもらって一緒に相談して決める、ということができれば、きっといい土地を見つけられると思います。

      • 栗山

        佐藤さん

        ご回答ありがとうございます。
        我々素人からすると、信頼できる方を探すことが大切で、
        それさえできれば不安のほとんどは解消されてしまうのかもしれないと感じました。

        ただそこがとても難しいですよね。

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