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[建主様のご質問]では、建て主様からいただいた素朴な疑問について、ひとつひとつ答えていきます。もし建物づくりに関する質問がありましたら、メールにて受け付けています。

 

Q.地震など災害に備えた建物にしたい

2011年の東日本大震災の記憶も新しい中、災害に強い建物づくりをしたい建て主も数多くいらっしゃるでしょう。そのためには、土地を探す時に気を付けるべきことと、建物の設計で気を付けるべきことがそれぞれあります。

 

土地を探す時に気を付けるべきこと

  1. 購入しようとしている土地を、自治体の交付しているハザードマップの中で確認し、(例:世田谷区の洪水ハザードマップ東京都市整備局の地域危険度マップ)災害時の危険性が少ないとされる土地を選ぶ。1)ハザードマップ:れから数十年程度の間に一度「もしかしたら起こり得る」、河川の洪水、土砂災害、火災、津波、噴火などの危険性がエリアごとにマッピングされている地図。各自治体が交付している。
  2. 災害時に避難所となる公共施設との位置関係を調べておき、すぐに避難できる場所にある土地を選ぶ。災害発生直後は避難所に指定されている公共施設(多くは小中学校)が物資や情報の集まる拠点になります。

 

建物の設計で気を付けるべきこと

  1. 構造体の耐震性能を高める。2)通常は「耐震等級1=建築基準法で確保を義務付けられる耐震性能」となります。必要に応じて等級2、等級3とグレードを上げることが可能です。
  2. できる限り居室に自然採光を取り入れて、照明なしで生活できるようにする。
  3. エアコンをつかわなくても、自然室温状態で極度に不快にならないように外皮の断熱・気密性能を確保し、通風でき、日射を制御する設計にしておく。
  4. 太陽光パネルや燃料電池(例えばエネファーム)など停電時に発電もできる設備や、蓄電池を設置する。3)ただし、蓄電池は発火・爆発の危険性があり導入には慎重になるべきです。(2016年現在)
  5. 停電時にそなえて、電気、ガス両方を使用する設計にしておく。

 

災害は常に予測を超えてしまうものです。できる限りの対策はしつつ、しかし、100年に一度の災害のために、99年364日を犠牲にすることの無いように、今の自分たちにとってベストの選択をしましょう。

 


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References   [ + ]

1. ハザードマップ:れから数十年程度の間に一度「もしかしたら起こり得る」、河川の洪水、土砂災害、火災、津波、噴火などの危険性がエリアごとにマッピングされている地図。各自治体が交付している。
2. 通常は「耐震等級1=建築基準法で確保を義務付けられる耐震性能」となります。必要に応じて等級2、等級3とグレードを上げることが可能です。
3. ただし、蓄電池は発火・爆発の危険性があり導入には慎重になるべきです。(2016年現在)