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[建主様のご質問]では、建て主様からいただいた素朴な疑問について、ひとつひとつ答えていきます。もし建物づくりに関する質問がありましたら、メールにて受け付けています。

 

Q.検査済証がなくても、用途変更できますか?

できます。2014(平成26)年7月2日に国土交通省が定めたガイドラインによって、検査済証のない建物の用途変更を行うための手続きが明確化されました。1)「検査済証のない建築物に係る指定確認検査機関を活用した建築基準法適合状況調査のためのガイドライン」 国土交通省

 

既存建物の調査、確認申請図書の復元および関連する資料の提出など、コストや時間は多少かかるものの、検査済証がないために既存不適格建物として用途変更できず、取り壊して新築するしかないマイナスの資産だった建物が、新築に比べてかなり低いコストで用途変更することができます。

 

計画にあたって注意が必要なのは、計画開始時に躯体調査費用がかかること、調査した結果既存建物を利用できないことがわかる可能性があること、計画をたてていざ工事を開始すると予想外のことが起こり計画変更せざるを得ない可能性があること、コンクリート造より鉄骨造のほうがハードルが高いこと、工事費とは別に予備費の確保や余裕のあるスケジュールが必要になること、融資を受けるための収支計画の立案も同時並行して行う必要があることなどです。新築プロジェクトにくらべて配置すべき専門家が多く、プロジェクトマネジメントが難しいといえますが、イニシャルコストは新築にくらべて格段に少なくて済むため、検討の価値はあります。

 


他のよくいただくご質問は、[建主様のご質問 / FAQ]にまとめています。ご依頼に関するご質問はこちら

References   [ + ]

1. 「検査済証のない建築物に係る指定確認検査機関を活用した建築基準法適合状況調査のためのガイドライン」 国土交通省