Pocket

[建主様のご質問]では、建て主様からいただいた家づくりに関する素朴な疑問について、ひとつひとつ答えていきます。もし家づくりに関する質問がありましたら、本記事下の欄にコメントいただくか、メールにて受け付けておりますので、お気軽に話しかけてくださいませ。

 

Q.どの樹種の木材がどの部位につかえるのですか?

木造の建物の部位には、おおきくわけて下記の3種があります。

  • 構造材
  • 羽柄材・下地材
  • 造作材

構造材とは、通し柱・梁・母屋・垂木・土台(コンクリート基礎の上にのせる梁のような木材のこと)など、建物の主体構造を構成する木材で、構造的に強度が確認された木材を用いることになります。1)目視によって品質を一級、二級などと等級区分された材や、機械を用いて強度確認された材、集成材・LVLなどの強度が明確にわかっているエンジニアリングウッドなどがあります。
JIS規格に則った、あかまつ、べいまつ、からまつ、ひのき、すぎ、などの無垢材や、これらを集めてつくる集成材を用いるのが一般的です。

 

羽柄材・下地材とは、垂木・母屋・根太・間柱・窓台・まぐさ・笠木・野縁など、主体構造ではないが下地をとりつけていくために必要となる構造材よりも断面が小さい材。最終的に見えてくることがない場合が多く、すぎやあかまつ、べいまつなどが一般によく使われます。

 

造作材とは、最終的に見えてくる部分につかわれる化粧材のこと。天井・床・階段・鴨居・敷居・建具枠・幅木などに使われ、スプルス、パイン、栗、さくら、けやき、なら、すぎ、かし、等いろいろな樹種が使われます。

 

以上が一般的な木材の樹種と使用部位です。ただし、「すぎ」「べいまつ」と言われてもパッとイメージが浮かばないでしょう。ネットで画像検索しても、木は材ごとに見た目はバラツキがあるので、「だいたいこのようなものかな」という程度に思っておけばよいと思います。構造材や下地材は流通の状況からそれほど選択肢があるわけではないことが多いようです。

 

なにかこだわりの樹種がある場合は、まず造作材か家具に使うことから考え始めるとよいでしょう。また、あえて丸太を柱として使うこともできます。その場合には、構造的な検討が必要になりますので早い段階で要望として建築家に伝えられるとよいと思います。

 

 


他のよくいただくご質問は、[建主様のご質問 / FAQ]にまとめています。ご依頼に関するご質問はこちら

References   [ + ]

1. 目視によって品質を一級、二級などと等級区分された材や、機械を用いて強度確認された材、集成材・LVLなどの強度が明確にわかっているエンジニアリングウッドなどがあります。