[建主様のご質問]では、建て主様からよくいただく家づくりに関する素朴な疑問について、ひとつひとつ答えていきます。もし家づくりに関する質問がありましたら、本記事下の欄にコメントいただくか、随時twitter(本サイト右下に私のtwitterタイムラインが表示されています。)またはメールにて受け付けておりますので、お気軽に話しかけてくださいませ。

 

Q.いま所有している建物、このままではいけないとわかっているのですが、どうしたらいいでしょうか?

 

入居率が下がったまま家賃も下げ続けていて今後どうしたらいいかわからないというオーナーさんや、急に相続することになった建物から収益を上げないと税金ばかりかかって大変だという方など、所有している建物と土地の活用方法に悩まれている方はいらっしゃいます。

 

そういう時に「マンションリノベしてください」「解体して新築してください」と、いままでどおりの発注の仕方ができる専門家を探すのも一つの手段ですが、おすすめは「そもそもどういう活用法がよいのか」から、採算性含めて提案してくれる建築家を探されるのがよいと思います。新築するほどの予算もないことがほとんどかと思いますが、効果的に予算を投入する部分を限定したり、外構の設えによって雰囲気を大幅に変えたり、採算性も合わせてデザインを提案できた方が提案する側もより本質的な提案をすることができます。

 

また、成功する事例とするために重要なポイントがあります。それは「建て主」みずからが、建築家やコンサルにお任せでなく、「自分がやっているんだ!」という意識を持って主体的に臨むことです。その土地にゆかりがあり、近隣の方々との関係性を持っているのは建築家でもコンサルでもなく建て主ご自身です。そのネットワークをうまく活用して、竣工時に周辺の人々ふくめたパーティを行ったり、日々の管理でしっかりとした存在感を出していくことで、やわらかいつながりができあがっていきます。そうなると、長く愛され続け、使われ続ける建物になっていきます。1)やわらかいつながり(余白のあるつながり):確立された個の存在を尊重しながら、状況に応じて選択的にさまざまなつながりを得ることができるつながりのことを指す。対極の考え方である「固いつながり」とは、上下関係、村社会、などかつての日本社会で主流だったつながり。戦後、固いつながりを嫌った人々がそこから逃れるために都市に出てきていた。

 

都心/郊外、土地所有している/していない、完了済証のある/なし、などの条件によって、どのようにしたらよいかは早い段階でおおよそ見当をつけられますので、信頼のおける建築家や不動産コンサルにご相談されるとよいと思います。

 

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1. やわらかいつながり(余白のあるつながり):確立された個の存在を尊重しながら、状況に応じて選択的にさまざまなつながりを得ることができるつながりのことを指す。対極の考え方である「固いつながり」とは、上下関係、村社会、などかつての日本社会で主流だったつながり。戦後、固いつながりを嫌った人々がそこから逃れるために都市に出てきていた。