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[建主様のご質問]では、建て主様からいただいた素朴な疑問について、ひとつひとつ答えていきます。もし建物づくりに関する質問がありましたら、メールにて受け付けています。

 

Q.間取りやデザインの要望の伝え方はどうしたらいい?

要望の伝え方は、基本的には、思ったことを思った通りにまずは伝えるのがよいと思います。思いついたことを箇条書きにするのも有効ですし、うまく言葉にならない時も、pinterestなど用いてイメージ画像をためておいて見せる方法も有効です。なにがしたいかわからない時は、逆に設計者に質問してもらうようにしましょう。答えている間に考えがまとまります。

 

優れた建築家であれば要望の「背後にある思い」を読み取ろうと努めています。建て主自身も、要望を整理しながら「あ、実は自分は本当はこういうことを望んでいるんだ」と気づいたりすることもあります。

 

一点、要望の伝え方のコツがあるとすれば、「廊下の幅を〇〇㎝以上広くしたい」とか「部屋の壁を東側に少し移動したい」のような「物理的な大きさや位置」で要望を伝えてしまわずに、「こういうことがしたいのだけれど、そうするとこの廊下は広くした方がいいと思う」とか「ベッドで寝ている状態で窓の外がみたいから、その向きにベッドを置けるようにするためにこの部屋の壁を東側に移動したい」というように、「なにがしたいのか」を伝えると建築家とのコミュニケーションはスムーズに進みます。「なにがしたいのか」がわかれば、「じゃあどうしたらいいのか」は建築家が考えてくれますし、上記の例でいうと、結果的に廊下の幅は広くしないでも目的は達成できるようなデザインの調整を提案してくれることが多いです。1)デザインはおおきなひとつのパズルのようなものなので、途中で何気なく一部分動かしたことで全体におもわぬ不具合をもたらしてしまうこともあり、建築家はそれを全体的に把握してバランスをとって実現可能なものに落とし込んでいます。「それは難しいです」と言われた場合には、なぜそれが難しいのかについて、理解しようと努めてみましょう(多くの建築家は言われなくても自分からその理由を説明すると思いますが)。それが予算や法規や工務店との関係できまってくる要因なのか、快適性にかかわることなのか、掘り下げていければかならず落としどころを見つけていくことができます。

 


他のよくいただくご質問は、[建主様のご質問 / FAQ]にまとめています。ご依頼に関するご質問はこちら

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1. デザインはおおきなひとつのパズルのようなものなので、途中で何気なく一部分動かしたことで全体におもわぬ不具合をもたらしてしまうこともあり、建築家はそれを全体的に把握してバランスをとって実現可能なものに落とし込んでいます。「それは難しいです」と言われた場合には、なぜそれが難しいのかについて、理解しようと努めてみましょう(多くの建築家は言われなくても自分からその理由を説明すると思いますが)。それが予算や法規や工務店との関係できまってくる要因なのか、快適性にかかわることなのか、掘り下げていければかならず落としどころを見つけていくことができます。