[建主様のご質問]では、建て主様からよくいただく家づくりに関する素朴な疑問について、ひとつひとつ答えていきます。もし家づくりに関する質問がありましたら、本記事下の欄にコメントいただくか、随時twitter(本サイト右下に私のtwitterタイムラインが表示されています。)またはメールにて受け付けておりますので、お気軽に話しかけてくださいませ。

 

Q.高品質な仕上げ木材にはどのようなものがありますか?

 

左からウリン、マサランドゥーバ(マニルカラ)、セラガンバツ、イペ

 

高品質な仕上げ木材にはいくつかの共通点があります。

 

  • 耐久性が高い(水中で30年使用した報告事例もある)
  • 寸法安定性が高い
  • 堅い(それゆえに加工が難しい。ハードウッドと呼ばれる)
  • 経年でねじれや曲りが生じない
  • 難燃性、耐酸性に優れ、虫に強い
  • 木目が細かく緻密で高密度
  • 入手が困難な希少品(東南アジアか北米・中南米産がほとんど)

 

木の表情や色味、木目の調子はもちろん樹種によって異なります。具体的な樹種を挙げると、チーク、ウォールナット、マホガニー、ウリン、イペ、黒檀、マニルカラ、等がラグジュアリーな質感を持つ素材として重宝されています。1)その他にも、ローズウッド、カリンなども銘木として扱われています

 

その耐久性の高さ故に屋外で使用されることが想定されている樹種が多いのですが、屋内でももちろん使用でき、ラグジュアリーな本物の素材感を楽しむためにインテリアに使用されるケースも多くあります。

 

また、同じ樹種でも切り出しかた、表面処理の仕方によって素材が醸し出す高級感は異なってきます。日本では伝統的に、木目が平行に表れる柾目板取り2)大きな直径の丸太の中央に近い部分からしか取れないため、板目取りの3倍以上の単価になるの木板は希少であり耐久性も優れるため高級品として扱われてきましたし、節目や白太のない赤身だけの素材も高耐久・希少価値の観点から珍重されてきました。また、「うづくり」と言って木の表面を丁寧にこすり、年輪を浮き上がらせる加工を表面にほどこした木板は、そのさわり心地や経年変化により味わいを増すことが好まれてきました。3)うづくり加工を施す木は柔らかい方が効果的であるため、上記のような樹種は用いられず、スギやパイン材等が用いられる

 

既製品をカタログから選ぶのではない、本当の素材の良さを感じる豊かな空間づくり。実物のサンプルを手に取って検討されるとよいでしょう。

 

 

 

 


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1. その他にも、ローズウッド、カリンなども銘木として扱われています
2. 大きな直径の丸太の中央に近い部分からしか取れないため、板目取りの3倍以上の単価になる
3. うづくり加工を施す木は柔らかい方が効果的であるため、上記のような樹種は用いられず、スギやパイン材等が用いられる