建築家・小嶋一浩+赤松 佳珠子/CAtの作品・著作メモ

 

180213 釜石市立釜石東中学校 鵜住居小学校 鵜住居幼稚園 釜石市鵜住居児童館
高台に学校をつくるという特殊な条件を利用して、斜面を登っていく経験の中に各学校、幼稚園などの諸室が適切な順番で現れてくる。大階段沿いに昇降口、図書室が配置され学び舎としての雰囲気が階段沿いに現れる。中には入れなかったが、屋外大階段の下には屋内の大階段があり、階段は階段教室も含めて上昇していくシークエンスの中に巧みに織り込まれ、高台に建築を作る時の空間的可能性が、学校としていきいきと使われることに丁寧に結び付けられていた。似たような条件である唐丹の小中学校に比べてダイナミックでマッチョなところに建築家の顔が見え隠れしていて思わず笑みがこぼれた。

 

180203 HOUSE TM
小嶋さん赤松さんの23年前に竣工の住宅、HOUSETMのオープンハウスへ。
図式ががそのまま構成になった、強い図式の建築だと理解していたら、オーナーによる増築を経て、凝縮された集落のような、重層的な味わいのある住まいになっていてびっくりした。
アプローチと玄関が増えていたり、地下へのアクセス経路がひとつ増えていたり、すごいのは吹き抜けへの子供部屋の増築。
斜めの二層の壁の塗装がキレイだったなあ。あれもオーナーさんの手によるものなんだろうなあ。
図式が強いからこそ、あとから加えられた増築が豊かさを増す方向に作用したのかもしれない。また、増築のやりかた自体もオリジナルの図式に対する敬意溢れるもので、それもあって良い増築になっている。

【自分メモ】
「集落的な」と自分が言う時は、
①異なるモノの取り合いが複数あること
②仕上げが複数種類あること
③移動経路が単一でないこと
の3つは必要条件なようだ。