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建築家・福島加津也+冨永祥子の作品メモ

 

180129 時間の倉庫 
竣工時のモノ、改修時に加えられるモノ、そして今現在加えるモノ。時間の区別に対して厳格にモノを対応させて区別して取り扱っており(西洋の歴史建築のオーダーによる歴史区分の方法を想起させる)、意匠と構造はたいへんな緊張感の中で組み上げられている。

二階の梁の存在感を重要視して設置を嫌ったという天井カセット型の空調機、にもかかわらず梁にそっけなく設置されたむき出しの蛍光灯、二階に天カセを設置させないための床吹き出し空調のために現れる一階のかなり存在感のある空調ダクト。

エレベーターをシースルーにしてダクトと合わせてコア的に処理しなかったこと、かといって床をシースルーにして基礎や地面を見せてはいないことなど、建築家に対して質問して見たいことがたくさん湧いてきて、見ている間にすっかり「設計モード」にさせてくれる、建築家にとってはこの上なくよい教材となる建築。