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[建主様のご質問]では、建て主様からいただいた素朴な疑問について、ひとつひとつ答えていきます。もし建物づくりに関する質問がありましたら、メールにて受け付けています。

 

Q.ハウスメーカーや工務店は設計料が無料なのに、どうして設計料が必要になる?

工務店やメーカーの設計が無料なわけではなく、施工費の上に設計料を上載せされています。対して設計事務所は、建て主様の代理人として第3者的に適正な価格と施工を工務店が行うように監理するのが役目の、建設事業における弁護士のような存在で、工事費とは別に設計・監理料を報酬として得ています。

 

設計施工が一体となった工務店、メーカーに依頼する場合と、我々設計事務所に依頼する場合の違いは大きく3つあります。

 

第一に、設計施工一体の場合は工事費の価格競争が働きません。最初から施工業者が決まっていますから、営業努力をする必要がないためです。設計事務所は入札を行ないます。入札によって施工費を大幅に圧縮することが可能です。

第二に、設計施工一体の場合はメーカーの標準仕様からはずれた特殊な要求をすれば相手の言い値でお金を払わざるを得ません。設計事務所はお客様の代理人として、見積書を厳正にチェックし、不当な水増し請求を却下します。

第三に、一見保証期間が長くみえるメーカーのメンテナンス保証は、保証期間延長のためのメンテナンス工事を都度行うことが前提となっており、メンテナンス工事の見積もりは言い値を受け入れるしかありません。メンテナンス工事がハウスメーカーの収益源となっているからです。一方で、誰が工事しようと新築する建物は、どんな建物でも一定期間の保証が得られる保険に加入する制度が確立されています。

 

最初の二点におけるコストダウンは、平均して施工費の10%程度に及びます。つまり設計料をほぼ回収することも可能です。また私たちは独立した第三者として監査しますから、設計施工の業者のように失敗を建て主様に報告せず内部で隠ぺいしたり、利益を得るために手抜き工事したり(設計施工一体の場合は工事費が下がれば利益が上がるため)といったことを防ぎますし、工事ミスに関しては金額の大小にかかわらず修正を命じます。弁護士のように、建て主様の利益を代理人として守るのが私たち設計事務所の役割です。

 

 

他のよくいただくご質問は、[建主様のご質問 / FAQ]にまとめています。ご依頼に関するご質問はこちら