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ヨゼフ・アルバースという人がいる。

 

この人について、僕は多くを知っているわけではない。
ただ、彼の作品集を手にとって開き、彼の実験について(主に写真で)観察する機会は、わけあって数多くあった。
主に2007~2009年くらいの間、特に頻繁に参照していたように記憶している。

 

なぜか。それは、彼の3次元的な作品にとりわけ惹かれていたから。
検索して調べても、2次元のグラフィックの作品ばかりが出てくるが、彼の真骨頂は3次元的な作品にある。

 

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All works by Josef Albers

 

幾何学というものは実際に現実世界において具体化される時の 物質―マテリアリティ と無関係ではありえないということに彼の作品は気づかせてくれる。
そこに発見されるのは、幾何学の奔放で抽象的な探求(主に頭の中で行われる)ではなく、物質とうまく付き合っていくという「賢さ」

 

ボール紙をぐるぐる巻く。巻いただけのものをすこしづつズラす。
するとほら、こんなに不思議なかたちが簡単にできる。身近な材料を使って、簡単な操作で。

 

すぐ手の届く範囲に、こんなに不思議な世界が広がっている。

そういうことを気付かせてくれるきっかけとして、不思議な幾何学の「賢さ」は存在している。

 

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