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以前からずっと訪れてみたいと思っていた富津岬の明治百年記念展望塔にやってきた。
木更津駅からレンタカーで30分くらい。

 

 
なぜ訪れてみたいと思ったのか、
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それは当然このインパクトある外観とか、その超絶記念碑的な名前からしてまずやばいなコレはと思っていたりとかあるけど、
どこか現代建築としても通用するようなたたずまいを見せているのに竣工が70年代というその時代性に興味を持ったというところが大きい。

 

 
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あまりの異形建築に映画『シャイニング』状態の息子氏。
妻は高所がニガテであったため、半笑いで夫の奇想建築趣味に付き合ってくれていた。ありがたし。

 
まず立地条件が面白く、千葉の富津岬という東京湾に大きく突き出た岬の本当に先端に立っている。
頂上まで登ると海の向こうに見えるのが神奈川の横須賀。
東京湾に進入する船はすべてこの前を通過するということもあり、当然のようにこの周辺は過去に軍事拠点にもなっていて、軍事目的で造られた人口の島が2~3はありましたね。目で確認できた範囲だと。
そういう背景のある場所柄ということで、建築のデザイン自体がちょっとマッチョな感じなのはひとまず許容しておいた

 
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こういう面白い建築をみると、やっぱり70年代周辺の建築状況というのは今を生きる我々にとってヒントに満ちているのでは、という思いをさらに強くするよね。
だってこの建築面白い。

 
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ほらこれ面白いでしょ?

 
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ほらほらー面白い。

 

 

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一種の興奮状態でしたよねーこれはもはや。

 

 

で、実際に登ってみると、結構繊細な配慮がなされていることに気づくわけです。
たとえば、頂上に登るといままで登ってきた部分がほとんど見えなくなる。
だから頂上から周りを見渡した時の浮遊感がすごいんですよ。空飛ぶ絨毯に載ってるんじゃないかっていうね

 

 

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あと、最後の階段を登りきると、なんとその方向は富士山の方向を向いて晴れていると富士山がほぼ正面に見えるという古典的だけどみんな「ああ~なるほど~」とか思わず言っちゃうやり方でできてる、とか。

 

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スラブに覆われ直射日光を避けられる地上面はもうちょっと楽しげにつくってもよかったも。
あと、柱同士をがっつりつないでるバッテンのブレース梁はちょっといただけないけど、そういう細かいことはもうあまり気にならないっていうかどうでもよくなっちゃいますね全体が圧倒的で。

 

関東にある奇想建築としてイチオシです。
建築好きのみなさま、ぜひ。。

 

所在地:千葉県富津市富津2280
竣工:1971年
設計:池原謙一郎